1.実施施設名: 横浜市立六浦南小学校
2.実施日時: 平成30年10月2日 10:40~12:10
3.対象者: 4年生学年全体2クラス 63名
4.内容:
(1)導入
○どんな配慮で見えない人にも伝わるかな?
○キーワード
○講師の自己紹介
○白杖の二つの役わり、白杖歩行について
(2)五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
○人が見ること以外で周りのことがわかることの確認
○聞いてわかる体験、さわってわかる体験
(3)日常生活
○画像を映し出しての、ちょっとした工夫(料理のときなど)
○画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
○画像を映し出しての、バリアフリー製品の紹介とその意味
○人的サポートの重要さを説明
(4)机と椅子を使った、「障害」「配慮」の体験
(5)児童自身が受けている、受けて来た「配慮」を具体的な事例を挙げて説明
(6)画像4枚を使って、どのような思いやりや配慮によって、「障害」は作られたり、
なくしたりすることができるかを、児童と考える。
(7)まとめ、
○様々な障害は、みんなの思いやり、配慮によって、作り出すこともなくすこともできる
こと
○お互いに配慮や共生の気持に溢れた社会が出来ることが、みんなが快適に暮らせる社会
の実現に繋がること。
5.講師の感想など
○先生が準備段階から終了後の校長先生とのお話まで、熱心に取り組んでくれた。
○少しおとなしい児童さんでしたが、質問もたくさん出て、しっかりと聞いていた。
6.学校からの感想など
〈児童から〉
○障害を作っているのは社会なんだということがわかりました。みんなちがってみんないい
という言葉が心に残りました。バリアを増やさないで減らしていきたいです。
○配慮がなければ自分でも他人でも障害を作ってしまうことにビックリしました。だから、
思いやりを持って障害を作らないようにしていこうと思いました。
○みんなちがってみんないいと言ったのが心に残りました。そして話を聞いて、一番大切な
のは人のことをバカにするのではなく仲間はずれをするのではなく、相手の気持ちを考
えて行動するのがあらためて大切だとわかりました。そして障害は体のどこかが不自由
なのが障害と思っていましたが、障害はバリアをすることだとわかりました。
○一人でも多くが配慮すると一人でも多くバリアが解消されることを知りました。これから
は困っている人がいたら声をかけて助けてあげようと思いました。
〈先生から〉
○「障害」という言葉のとらえ方が変わりました。子どもたちにとって体の障害という意味
からもっと広い意味での障害を考えるきっかけとなった気がします。思いやりがあった
り、なかったりすることで障害が作られる。つまり、自分で障害を作ることもなくすこ
ともできるということを、今後も意識していきたいと思います。
○事前打ち合わせで、講師の方々の想いや考え方を事前にしっかりと把握することができた
ので、児童に対して何を伝えていくべきなのかということを考えることができました。
○2時間という長さでしたが、お話の内容や体験的な活動等、飽きることなく聞くことがで
きました。障害の理解について椅子を使っての体験は日常的なことなのでわかり易かっ
たです。