概要
実施施設名 | 横浜市立大門小学校 |
実施日時 | 令和4年11月10日 3~4校時 10:40~12:15の内60分 |
対象者 | 6年生 2クラス 64名 |
内容
(1)3つのキーワードを画像に映し出して、全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介
(3)白杖歩行とは
(4)日常生活の紹介
①五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
聞いてわかる 触ってわかる など (音当て体験含む)
②画像を出しての、自分自身の工夫
③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
④画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
⑤人的サポートの重要さを説明
(5)ちょっとした配慮、声掛けの体験
(6)ジャンケンを通した 「障害」「配慮」の体験
(7)児童自身が受けている、受けて来た「配慮」を具体的な事例を挙げて説明
(8)机と椅子を使った、障害、配慮の体験
(9)簡単な社会モデルで捉えた障壁の考え方を説明
(10)まとめ、
◯社会にある障害は作り出すこともなくすこともみんなの気持次第で出来ること
◯お互いに配慮や共生の気持に溢れた社会が出来ることが、みんなが快適に暮らせる社会の実現に繋がること
学校からの感想
〈児童から〉
◯今まで私が思っていた障害は、体の一部がうまく機能しないなどの 体にある障害でしたが、UD的に考えると障害は人と人との間に生まれるものだと知りました。障害は不便なものではあるけど、人が配慮をして無くすこともできることがわかりました。これからは障害者だから特に配慮しなければいけないということでなく、周りの人にも配慮をして、誰もが使いやすいという UDの目的を日頃から意識して実行していきたいです。
◯「目が見えないこと」が障害なのではなく、「周りの人達と同じように生活できないことや邪魔になるものが障害なんだな」ということを学びました。もしかしたら自分が障害を作っているかもしれないということを知って、これからは気を付けようという気持ちになりました。また誰にでも思いやりを持つことが障害を無くす鍵だということも学んだので、これからは誰にでも思いやりを持って過ごしていきたいです。
◯目が見えなくても生活を工夫すれば普通に生活できるんだなと思った。もし障害があったとしても それをみんなで無くせば障害は無くなって、みんなと同じでいられるんだと思った。また思いやりの心を忘れずに生活すれば、障害のある方以外にも家族や友達にとても役に立つと思った。
◯配慮は日常においてもとても大切なことなんだなと色々な場面で考えて知ることができました。 一人ひとりの個性を知ることができました。 一人ひとりの個性を大切にすることも とっても素敵だなと思いました。そして「みんなちがってみんないい」という言葉を今まで何回も聞いてきたけれど、今回のお話でより深く繋げられながら 考えることができました。
◯目が見えなくても 諦めなければ練習とか 工夫をすれば普通の人と同じように 生活ができるんだなと知れました。また日常生活の中でも 相手のことを考えて行動をすれば 困っている人の障害をなくすことができることを知れました。道を歩いていて もし困っている人がいたら優しく声をかけられるような人に なりたいと思いました。
〈先生から〉
○内容が小学生にもわかりやすかったです。
○これからの生活でも誰に対しても自然に思いやり行動ができるなといいなと思いました。
○教師2人とも心に響きました。誰もが生活しやすい学校生活を送れるように、私たちも声をかけていきたいです。思いやりの心があふれるクラスにしていけるように頑張ります。