1.実施施設名: 横浜市立さつきが丘小学校
2.実施日時: 令和6年7月10日 3~4校時
3.対象者: 4年生 学年全体3クラス 100名
4. 講座の流れ:詳細は受講者の感想等の後に掲載
5.受講者の感想等
〈児童から〉
○相手を思いやることで障害を減らすことができるんだなと思いました。
○私も 今度から困っていそうな人がいたら、助けてあげたいです。本当にみんな違ってみんないいですね。
○自分も助けてくれると、私もうれしくなって、安心するから、なるべくたくさんの人を安全にたすけたいと思いました。
○小さい一つ一つが他人の安全につながることがわかった。
○話を聞いて、やっぱり思いやりが大切だなと思いました。これから障害のある人や困っている人に勇気を持って全力で助けたいと思いました。
○困っている人がいたら、「なにかお手伝いすることはありますか」と聞く。
〈先生から〉
○児童たちは意欲的に参加していたように見受けられた。
○「共生」「配慮」といった単語が子どもたちの中にも浸透していたと思う。調べていたことでも、実物を見せていただいたり、実際に利用している人から聞いたりすることで、より関心が高まったように思います。
○児童は今回のお話をきっかけに、たくさんの「思いやり」により気付けるようになったようです。
<講座の流れ>
- 導入と講師の自己紹介
- 誰もが「視覚以外の感覚+記憶と経験」を使って暮らしていることの確認
- 講師の日常生活
○ 視覚以外の感覚で伝わるものには障害(バリア)はないので困らない。
見ないと伝わらないものは障害(バリア)があるので困る。
○障害(バリア)をなくす3つの社会の仕組み
・ ユニバーサルデザイン(UD)
・ バリアフリー(BF)
・ 人の配慮
○ 講師自身の体の状況はいつでも「目が見えない」ということで変わらないが、
製品・設備・制度・サービス等を提供する人の意識が「多様な人がいて当たり前」になっているのかにより
障害(バリア)は作り出されたり無くなったりする - 受講者自身が受けている配慮の確認
○ 目の見える自分自身も社会の配慮を受けているので障害がなくなり、困らないで生活できていることの想起
→ 誰もが自分にとって使いやすいものがあったり配慮を受けることで、
はじめて障害がなくなり、困ることなく暮らせることを確認する - 障害発見演習
○ 障害は「人の意識も含めた社会環境に存在しているもの」であり、
からだの不自由は人の「一人ひとりの違いであること」を理解する - その障害は「誰もが作り出したり無くしたりできること」を理解する。
- まとめメッセージ ○一人一人の違いを認め合い、仲間外れを作らないようにすると、障害を作らない、あったらなくせるようになれる。 まずは自分たちの生活から障害をなくすことからはじめてほしい。
<講座の流れ おわり>