1.実施施設名: 横浜市立鶴見小学校
2.実施日時: 令和6年7月8日 3~4校時
3.対象者: 4年生 1クラス26名
4.講座の流れ:詳細は受講者の感想等の後に掲載
5.受講者の感想等
〈児童から〉
○配慮があることで相手の気持ちを考えられて、みんながみんな気持ちがいい生活ができることを学んで、これからは街中でも学校でも相手の気持ちを考えて行動したいと思いました。
○障害を作らないためには、配慮を持つことが大事と教えてくれてありがとうございます。私も配慮をもって障害を作らないようにします。ユニバーサルデザインというものを初めて知りました。白杖が折りたたみ式なのがあるなんて知りませんでした。私は話を聞く前は目が見えないって大変だなと思っていたけれど、話を聞いて練習すればいいことが分かりました。
○時計を触って何時か知る方法を初めて知りました。自分たちでいつのまにか 障害を作っているのを知って これからは なるべく 障害を作らないように気をつけようと思いました。
○私はこれから仲間外れにしたり 差別をしたりしないように気をつけます。
○今日はすごく楽しかったです。クイズやじゃんけん大会、他には牛乳パックや時計など、いろんな日用品に思いやりがあるのが面白かったです。僕はこれを機に、もっと思いやりを意識したいです。
〈先生から〉
○すでに学級や個人で調べ学習や自分たちなりに考えた体験をしていたため、興味関心はそれなりに高かったと思います。調べていたことでも、実物を見せていただいたり、実際に利用している人から聞いたりすることで、より関心が高まったように思います。
○児童は今回のお話をきっかけに、たくさんの「思いやり」により気付けるようになったようです。
<講座の流れ>
- 導入と講師の自己紹介
- 誰もが「視覚以外の感覚+記憶と経験」を使って暮らしていることの確認
- 講師の日常生活
○ 視覚以外の感覚で伝わるものには障害(バリア)はないので困らない。
見ないと伝わらないものは障害(バリア)があるので困る。
○障害(バリア)をなくす3つの社会の仕組み
・ ユニバーサルデザイン(UD)
・ バリアフリー(BF)
・ 人の配慮
○ 講師自身の体の状況はいつでも「目が見えない」ということで変わらないが、
製品・設備・制度・サービス等を提供する人の意識が「多様な人がいて当たり前」になっているのかにより
障害(バリア)は作り出されたり無くなったりする - 受講者自身が受けている配慮の確認
○ 目の見える自分自身も社会の配慮を受けているので障害がなくなり、困らないで生活できていることの想起
→ 誰もが自分にとって使いやすいものがあったり配慮を受けることで、
はじめて障害がなくなり、困ることなく暮らせることを確認する - 障害発見演習
○ 障害は「人の意識も含めた社会環境に存在しているもの」であり、
からだの不自由は人の「一人ひとりの違いであること」を理解する - その障害は「誰もが作り出したり無くしたりできること」を理解する。
- まとめメッセージ ○一人一人の違いを認め合い、仲間外れを作らないようにすると、障害を作らない、あったらなくせるようになれる。 まずは自分たちの生活から障害をなくすことからはじめてほしい。
<講座の流れ おわり>