1.実施施設名: 横浜市立西富岡小学校
2.実施日時: 令和6年9月20日
3.対象者 :5年生学年全体3クラス96名
4.講座の流れ:詳細は受講者の感想等の後に掲載
5.受講者の感想等
〈児童から〉
○障害は人にあるのではなく、誰かが作っているものだと知りました。なので、人間が作ったのなら人間たちで障害をなくせることもできることを学びました。
○話を聞いて、私たちも配慮をしてもらっていると分かって、少しびっくりしました。なぜなら、私たちは配慮をしてあげる側だと正直思っていたからです。私は障害を作らない人になりたいと思いました。
○そんなに障害なんて考えたこともなかったけど、話を聞いて、障害に少し興味をもった。障害のある人だけでなく、みんなに思いやりをもって相手の気持ちを考えて声をかけたり困っていたら手つだいたい。
○今まで障害は消せない仕方のないものだと思っていたけど、話を聞いて障害は消すことができるということを知って、誰でも暮らしやすい社会にしたいと思った。
○人に配慮(思いやり)をするのは、すごく大切だと思いました。障害をなくすために自分が気をつければいいと分かりました。
○障害とは「ある・ない」ではなく、「作る・なくす」なので、個人の問題ではなく自分たちの問題でもあるから、配慮を大切にしようと思う。障害は個性なので自分と違って当たり前だと思った。
〈先生から〉
○話を聞いて、配慮と共生をみんながもっていたら、障害のある人ても苦しくないということを考えました。
○子どもたちはとても興味・関心をもって話を聞けた。
○事前打ち合わせでは、こちらの想いを伝えるだけでなく講師の考え方など人となりを聞くすることができたことがよかった。
<講座の流れ>
- 導入と講師の自己紹介
- 誰もが「視覚以外の感覚+記憶と経験」を使って暮らしていることの確認
- 講師の日常生活
○ 視覚以外の感覚で伝わるものには障害(バリア)はないので困らない。
見ないと伝わらないものは障害(バリア)があるので困る。
○障害(バリア)をなくす3つの社会の仕組み
・ ユニバーサルデザイン(UD)
・ バリアフリー(BF)
・ 人の配慮
○ 講師自身の体の状況はいつでも「目が見えない」ということで変わらないが、
製品・設備・制度・サービス等を提供する人の意識が「多様な人がいて当たり前」になっているのかにより
障害(バリア)は作り出されたり無くなったりする - 受講者自身が受けている配慮の確認
○ 目の見える自分自身も社会の配慮を受けているので障害がなくなり、困らないで生活できていることの想起
→ 誰もが自分にとって使いやすいものがあったり配慮を受けることで、
はじめて障害がなくなり、困ることなく暮らせることを確認する - 障害発見演習
○ 障害は「人の意識も含めた社会環境に存在しているもの」であり、
からだの不自由は人の「一人ひとりの違いであること」を理解する - その障害は「誰もが作り出したり無くしたりできること」を理解する。
- まとめメッセージ ○一人一人の違いを認め合い、仲間外れを作らないようにすると、障害を作らない、あったらなくせるようになれる。 まずは自分たちの生活から障害をなくすことからはじめてほしい。
<講座の流れ おわり>