1.実施施設名: 横浜市立鴨志田緑小学校
2.実施日時: 令和6年11月21日 3~4校時
3.対象者: 2年生学年全体2クラス 68名
4.講座の流れ: 詳細は受講者の感想等の後に掲載
5.受講者の感想等
〈児童から〉
○これから しようと思ったことは もっと周りの人のことを気遣おうかなと思いました
○目が見えない人に思いやりをして、目の見えない人以外にも困っている人がいたら助けたいと思いました。私は教室や公園でも思いやりをしようと思いました。
○これからは周りの環境をよりよくしようと思いました。もっと優しくなろうと思いました。
○今までは 人に頼りっぱなしだったけど これからは 人に頼られる かっこいい2年生になりたいです。
○点字ブロックは目が見えない人が使うものと初めて知りました。これからは人に思いやりを持ちたいです。じゃんけんする時「じゃんけんぽい」じゃなくて「じゃんけん グーパーチョキ」ってはっきり言いたいです。
〈先生から〉
○白杖を知らない児童が多いことに驚きました。自分たちの台所と同じものを使って料理をしていることや、区別できるような目印がついているもの(シャンプーの凸凹など)も、ただの模様ではなかったことに気付いたようでした。
○私自身、初めての内容の福祉教室でした。バリアを取ることの大切さや、そのような目線で回りを見たり、片づけたりすることの大切さが伝わりました。
<講座の流れ>
- 導入と講師の自己紹介
- 誰もが「視覚以外の感覚+記憶と経験」を使って暮らしていることの確認
- 講師の日常生活
○ 視覚以外の感覚で伝わるものには障害(バリア)はないので困らない。
見ないと伝わらないものは障害(バリア)があるので困る。
○障害(バリア)をなくす3つの社会の仕組み
・ ユニバーサルデザイン(UD)
・ バリアフリー(BF)
・ 人の配慮
○ 講師自身の体の状況はいつでも「目が見えない」ということで変わらないが、
製品・設備・制度・サービス等を提供する人の意識が「多様な人がいて当たり前」になっているのかにより
障害(バリア)は作り出されたり無くなったりする - 受講者自身が受けている配慮の確認
○ 目の見える自分自身も社会の配慮を受けているので障害がなくなり、困らないで生活できていることの想起
→ 誰もが自分にとって使いやすいものがあったり配慮を受けることで、
はじめて障害がなくなり、困ることなく暮らせることを確認する - 障害発見演習
○ 障害は「人の意識も含めた社会環境に存在しているもの」であり、
からだの不自由は人の「一人ひとりの違いであること」を理解する - その障害は「誰もが作り出したり無くしたりできること」を理解する。
- まとめメッセージ ○一人一人の違いを認め合い、仲間外れを作らないようにすると、障害を作らない、あったらなくせるようになれる。 まずは自分たちの生活から障害をなくすことからはじめてほしい。
<講座の流れ おわり>