1.実施施設名: 横浜市立初音ヶ丘小学校
2.実施日時: 令和6年11月26日 5~6校時
3.対象者: 3年生学年全体3クラス 94名
4.講座の流れ: 詳細は受講者の感想等の後に掲載
5.受講者の感想等
〈児童から〉
- 色々な人がいっぱいいて地球は豊かなんだなーと思いました。
- 僕もまねしてもっと人生が楽しくなる人を増やしたいなーと思って世界に貢献したいと思いました。
- 自分の行動が目が見えない人や環境・社会のための行動になると嬉しいです。
- 困っている人がいたら「何かお手伝いしましょうか」と声をかけたり、いま自分のできることでお手伝いをしようと思います。
- 目が見えない人は何もできないと思っていましたが、自分の工夫や配慮で困ることをなくせることが知れました。
〈先生から〉
- 「障害をつくらないこと」「自分にできる声かけ」「困っている人をたすけるということをするだけで、世界がこんなにもかわる」「世界中で助け合いたい」などの言葉がありましたので、これからの態度に期待しています。
- これで終わりではなく、日々の生活のなかで、自然に行動できるよう、今日を思い出してもらえればと願います。そう指導していきたいと思います。
<講座の流れ>
- 導入と講師の自己紹介
- 誰もが「視覚以外の感覚+記憶と経験」を使って暮らしていることの確認
- 講師の日常生活
○ 視覚以外の感覚で伝わるものには障害(バリア)はないので困らない。
見ないと伝わらないものは障害(バリア)があるので困る。
○障害(バリア)をなくす3つの社会の仕組み
・ ユニバーサルデザイン(UD)
・ バリアフリー(BF)
・ 人の配慮
○ 講師自身の体の状況はいつでも「目が見えない」ということで変わらないが、
製品・設備・制度・サービス等を提供する人の意識が
「多様な人がいて当たり前」になっているのかにより
障害(バリア)は作り出されたり無くなったりする - 受講者自身が受けている配慮の確認
○ 目の見える自分自身も社会の配慮を受けているので障害がなくなり、
困らないで生活できていることの想起
→ 誰もが自分にとって使いやすいものがあったり配慮を受けることで、
はじめて障害がなくなり、困ることなく暮らせることを確認する - 障害発見演習
○ 障害は「人の意識も含めた社会環境に存在しているもの」であり、
からだの不自由は人の「一人ひとりの違いであること」を理解する - その障害は「誰もが作り出したり無くしたりできること」を理解する。
- まとめメッセージ ○一人一人の違いを認め合い、仲間外れを作らないようにすると、
障害を作らない、あったらなくせるようになれる。
まずは自分たちの生活から障害をなくすことからはじめてほしい。
<講座の流れ おわり>