1.実施施設名: 横浜市立羽沢小学校
2.実施日時: 令和6年12月16日 3~4校時
3.対象者: 3・4年生学年全体 144名
4.講座の流れ: 詳細は受講者の感想等の後に掲載
5.受講者の感想等
〈児童から〉
- 私は障害は作られるものだと初めて知りました。なので 私は障害を作っている人を見つけたら声をかけて 障害を作らないようにと言います。
- 障害は自分たちでなくせると知りました。目が見えづらい 目が見えない人でも 誰もが楽しく 目が見える人と変わらず元気よく過ごしているのを知りました。自分も困っている人を見つけたら助け合いたいです。
- 目の見えないこと自体が障害ではなくて、目の見えないことで不自由を感じることが障害なんだと知りました。私たちの努力次第で障害はなくなっていき、目の見えないことで不自由と思わなくなると思うので、障害をなくす努力をしたいです。
- からだに障害があっても、周りの人の配慮だったり作られているものの配慮があって障害はなくなるのだと分かりました。そして自分は障害を増やすのではなく障害を減らし、誰もが同じように暮らせる街やクラス、日本にしていきたいです。その中で大きいことではなく自分のできる小さなことからやっていきたいです。
- 自分だけじゃなく周りの人のことを考えて行動して、自分にできることがあればやろうと思いました。人それぞれ違うところがあっていいなということを考えました。
〈先生から〉
- 教師にとっても児童にとっても、わかりやすかったです。学習中の子どもの反応も良かったと思います。
- 「みんなちがってみんないい」ということが、今日の学習だけではなく、クラスの友達や社会の人たちに対しても思えるとよいと思います。
<講座の流れ>
- 導入と講師の自己紹介
- 誰もが「視覚以外の感覚+記憶と経験」を使って暮らしていることの確認
- 講師の日常生活
○ 視覚以外の感覚で伝わるものには障害(バリア)はないので困らない。
見ないと伝わらないものは障害(バリア)があるので困る。
○障害(バリア)をなくす3つの社会の仕組み
・ ユニバーサルデザイン(UD)
・ バリアフリー(BF)
・ 人の配慮
○ 講師自身の体の状況はいつでも「目が見えない」ということで変わらないが、
製品・設備・制度・サービス等を提供する人の意識が
「多様な人がいて当たり前」になっているのかにより
障害(バリア)は作り出されたり無くなったりする - 受講者自身が受けている配慮の確認
○ 目の見える自分自身も社会の配慮を受けているので障害がなくなり、
困らないで生活できていることの想起
→ 誰もが自分にとって使いやすいものがあったり配慮を受けることで、
はじめて障害がなくなり、困ることなく暮らせることを確認する - 障害発見演習
○ 障害は「人の意識も含めた社会環境に存在しているもの」であり、
からだの不自由は人の「一人ひとりの違いであること」を理解する - その障害は「誰もが作り出したり無くしたりできること」を理解する。
- まとめメッセージ ○一人一人の違いを認め合い、仲間外れを作らないようにすると、
障害を作らない、あったらなくせるようになれる。
まずは自分たちの生活から障害をなくすことからはじめてほしい。
<講座の流れ おわり>