横浜市立東汲沢小学校 12月19日実施

1.実施施設名: 横浜市立東汲沢小学校
2.実施日時: 令和6年12月19日 3~4校時
3.対象者: 2年生学年全体64名
4.講座の流れ: 詳細は受講者の感想等の後に掲載
5.受講者の感想等

〈児童から〉

  • 目が見えない人は困ることもあるし困らないこともあるから、困ることをなくして、みんなで仲良く過ごしていきたいです。
  • 大人になったら目が見えない人でも楽しく遊べたりするものを開発したいです。
  • 自分が困ることもあるし、人が困ることを教えてくれてありがとうございます。
  • 周りには目が見えても困ったりしている人がいて、目が見えない人や困っている人を助けたい。
  • きょうのお話で目が見えなくても安心できるようになったよ。目が見えなくても困ることはあるけど工夫すれば大丈夫っていうことがわかって嬉しかった。

〈先生から〉

  • 相手の立場になって考えることは、障害のあるなしに関わらず良い学びになったと感じました。
  • 教師の話だけでは伝わらない貴重な体験ができたと感じました。

 

<講座の流れ>

  1. 導入と講師の自己紹介
  2. 誰もが「視覚以外の感覚+記憶と経験」を使って暮らしていることの確認
  3. 講師の日常生活
    ○ 視覚以外の感覚で伝わるものには障害(バリア)はないので困らない。
    見ないと伝わらないものは障害(バリア)があるので困る。
    ○障害(バリア)をなくす3つの社会の仕組み
    ・ ユニバーサルデザイン(UD)
    ・ バリアフリー(BF)
    ・ 人の配慮
    ○ 講師自身の体の状況はいつでも「目が見えない」ということで変わらないが、
    製品・設備・制度・サービス等を提供する人の意識が
    「多様な人がいて当たり前」になっているのかにより
    障害(バリア)は作り出されたり無くなったりする
  4. 受講者自身が受けている配慮の確認
    ○ 目の見える自分自身も社会の配慮を受けているので障害がなくなり、
    困らないで生活できていることの想起
    → 誰もが自分にとって使いやすいものがあったり配慮を受けることで、
    はじめて障害がなくなり、困ることなく暮らせることを確認する
  5. 障害発見演習
    ○ 障害は「人の意識も含めた社会環境に存在しているもの」であり、
    からだの不自由は人の「一人ひとりの違いであること」を理解する
  6.  その障害は「誰もが作り出したり無くしたりできること」を理解する。
  7. まとめメッセージ                                                    ○一人一人の違いを認め合い、仲間外れを作らないようにすると、
    障害を作らない、あったらなくせるようになれる。
    まずは自分たちの生活から障害をなくすことからはじめてほしい。

<講座の流れ おわり>