1.実施施設名: 横浜市立岡津小学校
2.実施日時: 令和6年12月23日 3~4校時
3.対象者: 4年生学年全体70名
4.講座の流れ: 詳細は受講者の感想等の後に掲載
5.受講者の感想等
〈児童から〉
- きょう、障害について勉強して、もっと全世界の人が暮らしやすく平和に過ごせたらいいなと思いました。
- 今まで、からだが不自由な人は「できない」と思っていたけど、みんなが配慮したら「できる」ことがわかったから、そのような人を見かけたら助けてあげたい。でも、からだが不自由でなくても不便なとこがあるけど、ちゃんとその人向けのものもあると安心できる。
- 心に残ったことは、自分も障害になることをやっているかもしれないことです。これからは一つ一つの行動が正しいか確認をしながら生活するようにしたいです。
- お話を聞いたら「盲導犬の役割はすごいな」と思いました。 それと社会をより良くするためには、障害を作らないようにするということが分かりました。
- 目が不自由な人は家でもいろんなことに慣れていたら料理とかも作れるのを知りました。他にも自分で考えた工夫もすごいなと思いました。社会にもまだ障害があったので 将来 障害のない暮らしができるといいと思いました。
- 盲導犬は何回か見たことあったけど、声をかけたり触ったり物をあげたり、じーっと見タラいけないことを知らなかった。 次に困っている人がいたら声をかけたりして助け合ったりしたいです。
〈先生から〉
- 児童は特に「みんな違ってみんないい」について共感した声が多く挙がっていた。
- お話の内容がとても良かった。
<講座の流れ>
- 導入と講師の自己紹介
- 誰もが「視覚以外の感覚+記憶と経験」を使って暮らしていることの確認
- 講師の日常生活
○ 視覚以外の感覚で伝わるものには障害(バリア)はないので困らない。
見ないと伝わらないものは障害(バリア)があるので困る。
○障害(バリア)をなくす3つの社会の仕組み
・ ユニバーサルデザイン(UD)
・ バリアフリー(BF)
・ 人の配慮
○ 講師自身の体の状況はいつでも「目が見えない」ということで変わらないが、
製品・設備・制度・サービス等を提供する人の意識が
「多様な人がいて当たり前」になっているのかにより
障害(バリア)は作り出されたり無くなったりする - 受講者自身が受けている配慮の確認
○ 目の見える自分自身も社会の配慮を受けているので障害がなくなり、
困らないで生活できていることの想起
→ 誰もが自分にとって使いやすいものがあったり配慮を受けることで、
はじめて障害がなくなり、困ることなく暮らせることを確認する - 障害発見演習
○ 障害は「人の意識も含めた社会環境に存在しているもの」であり、
からだの不自由は人の「一人ひとりの違いであること」を理解する - その障害は「誰もが作り出したり無くしたりできること」を理解する。
- まとめメッセージ ○一人一人の違いを認め合い、仲間外れを作らないようにすると、
障害を作らない、あったらなくせるようになれる。
まずは自分たちの生活から障害をなくすことからはじめてほしい。
<講座の流れ おわり>