1.実施施設名: 神奈川県立金沢総合高等学校
2.講座実施日時: 10月15日(水)
3.対象者: 福祉基礎履修2年生14名
◆学校からの感想など
〈生徒から〉
○障害は身体の機能に異常がある方という認識だったけど、お話やビデオを通して、私は障害は日常生活で困難な状況にあって大変なことをいうと考えました。身体のことだけでなく、生活において困りごと(大きな壁)をつくっていること自体が障害であると考えることが出来ました。誰もが生きやすい環境や社会になることは障害がなくなることだと知って、特定の人だけに配慮せず、誰もが生活しやすいように配慮することが障害をなくす一歩になると考えました。
〇私は心と身体が不自由な人が持つものが障害だと思っていたけど、今回の授業を受けて’障害を持っていない人’を基準に作られているものが障害になっているんだと知りました。ユニバーサルデザインは授業でも聞くことが多く私たちによく関わっているのだと思った。けどバリアフリーはあまり関わりがないのかとったけど実は気づいていないだけで沢山あることを知りました。もしかしたら自分が障害を作っている可能性もあると知ったので配慮やみんな違って当たり前ということ胸に生活していきたいです。
○目が見えない人が実際に来たときはびっくりしたけど、話を聞いていてそんなに私たちとちがいはないし、普通に話せてよかったと思いました。話を聞いていて障害を作っているのは周りに配慮しない私たちなどであって、身体が不自由な人とかが障害を作っているわけではない。
○世の中には目の見えない人、見えにくい人にも対応できるものが沢山ある一方
目の見える前提で作られたものが多くあると知り、確かにと思ったのでできるだけみんなが使いやすいユニバーサルデザインに対応できたらいいなと思った。私が今どうにかして商品のパッケージとかを変えることは不可能だけどもし実際に目の見えない人または他の障害を持っていて困ってる人がいたら、助けになりたいと思った。
○障害は、体のどこかが不自由な人や知的障がいなどのことを指すことだと思っていたが、障害は自分たちが生活してる中にもあって、その人たちだけの問題ではないことがわかった。最初は目で見える範囲の障害しか見ていなかったが、授業を終えて改めて見直すと目で見えるもの以外も見えてきた気がします。
〈先生から〉
○「障害を私たちが作り出してしまう」という言葉が印象的でした。
○ふだんから誰かが困っていることに無関心でいることや自分の考える当たり前を押しつけていることが身につまされるように理解できて障がい者と名付けられてしまう方々の無力感が伝わってきました。