1.実施施設名: 横浜市立義務教育学校 緑園学園
2.実施日時: 令和6年12月2日 3~4校時
3.対象者: 3年生学年全体5クラス 141名
4.講座の流れ: 詳細は受講者の感想等の後に掲載
5.受講者の感想等
〈児童から〉
- 私はずっと「みんな同じ」と思ってたけど「みんな違う」と気づきました。「みんな違ってみんないい」という言葉が心にグサッと刺さりました。
- みんなが配慮 共生をすれば障害の人も障害のない人も違わないと思います。
- これからいろんな人に思いやりをしようと思いました。
- 誰か一人の行動で困る人ができて、誰かの思いやりで助かる人がいることがよくわかった。
- 私も困っている人がいたら助けてあげるし、それをみんなができて「いい社会」が作れるといいなと思いました。
- 困っている人がいたら助けてあげる。盲導犬がいたら「触らない 口に食べ物を持っていかない 声をかけない じっと見ないこと」が大切だとわかりました。
〈先生から〉
- 児童に人は、一人ひとり違うということ、その中で自分にできることをしていきたいという姿が見られました。
- 子どもたちの学びを深める機会でした。
<講座の流れ>
- 導入と講師の自己紹介
- 誰もが「視覚以外の感覚+記憶と経験」を使って暮らしていることの確認
- 講師の日常生活
○ 視覚以外の感覚で伝わるものには障害(バリア)はないので困らない。
見ないと伝わらないものは障害(バリア)があるので困る。
○障害(バリア)をなくす3つの社会の仕組み
・ ユニバーサルデザイン(UD)
・ バリアフリー(BF)
・ 人の配慮
○ 講師自身の体の状況はいつでも「目が見えない」ということで変わらないが、
製品・設備・制度・サービス等を提供する人の意識が
「多様な人がいて当たり前」になっているのかにより
障害(バリア)は作り出されたり無くなったりする - 受講者自身が受けている配慮の確認
○ 目の見える自分自身も社会の配慮を受けているので障害がなくなり、
困らないで生活できていることの想起
→ 誰もが自分にとって使いやすいものがあったり配慮を受けることで、
はじめて障害がなくなり、困ることなく暮らせることを確認する - 障害発見演習
○ 障害は「人の意識も含めた社会環境に存在しているもの」であり、
からだの不自由は人の「一人ひとりの違いであること」を理解する - その障害は「誰もが作り出したり無くしたりできること」を理解する。
- まとめメッセージ ○一人一人の違いを認め合い、仲間外れを作らないようにすると、
障害を作らない、あったらなくせるようになれる。
まずは自分たちの生活から障害をなくすことからはじめてほしい。
<講座の流れ おわり>