1.実施施設名: 横浜市立白根小学校
2.実施日時: 令和6年12月3日 3~4校時
3.対象者: 4年生学年全体3クラス88名
4.講座の流れ:詳細は受講者の感想等の後に掲載
5.受講者の感想等
〈児童から〉
- 障害は不自由な人ではなく音が出ない信号などの自分の生活をする上で 邪魔なものなどを表すのだと思いました。障害になるものを自分のことではなくても無くしていきたいです。近くに困っている人がいたら、相手の気持ちを考えることを意識して親切にしたいです。
- 今までの私を振り返ると、色々な障害をしていたなと思いました。障害は私たちでも作ったり無くすことができることを知りました。
- 目が見えない人がいたら、できるだけ誘導して役に立ちたいです。目が見えない人以外の人にも配慮したいです。
- 私は「みんな違ってみんないい」という言葉が一番いいと思いました。配慮 共生などの言葉は初めて知って、これからは 障害を作らないようにしていきたいです。障害を作らないように、椅子などをちゃんとしまったり 障害をなくしていきたいです。目が見えない人が音が鳴らない信号で困っていたら、声をかけていきたいです。
- 自分が配慮 思いやりを持てば、障害を無くせることを初めて知りました。みんなが思いやりを持てば体が不自由な人も暮らしやすくなると思いました。他の人にしっかり「配慮 思いやり」を持って、障害を無くしたいです。いつもみんなの立場になって行動したいです。
〈先生から〉
- 椅子をしまうなど、「障害を作らない」と言いながら、気を付けようとする姿が見られるようになった。
- 「社会的障害」は減らせるという視点をいただけたのは、児童だけでなく職員にも大切な学びだった。
<講座の流れ>
- 導入と講師の自己紹介
- 誰もが「視覚以外の感覚+記憶と経験」を使って暮らしていることの確認
- 講師の日常生活
○ 視覚以外の感覚で伝わるものには障害(バリア)はないので困らない。
見ないと伝わらないものは障害(バリア)があるので困る。
○障害(バリア)をなくす3つの社会の仕組み
・ ユニバーサルデザイン(UD)
・ バリアフリー(BF)
・ 人の配慮
○ 講師自身の体の状況はいつでも「目が見えない」ということで変わらないが、
製品・設備・制度・サービス等を提供する人の意識が
「多様な人がいて当たり前」になっているのかにより
障害(バリア)は作り出されたり無くなったりする - 受講者自身が受けている配慮の確認
○ 目の見える自分自身も社会の配慮を受けているので障害がなくなり、
困らないで生活できていることの想起
→ 誰もが自分にとって使いやすいものがあったり配慮を受けることで、
はじめて障害がなくなり、困ることなく暮らせることを確認する - 障害発見演習
○ 障害は「人の意識も含めた社会環境に存在しているもの」であり、
からだの不自由は人の「一人ひとりの違いであること」を理解する - その障害は「誰もが作り出したり無くしたりできること」を理解する。
- まとめメッセージ ○一人一人の違いを認め合い、仲間外れを作らないようにすると、
障害を作らない、あったらなくせるようになれる。
まずは自分たちの生活から障害をなくすことからはじめてほしい。
<講座の流れ おわり>